コロナ時代の教訓 尊厳

人類の共存共栄の自覚

他の犠牲の上に繁栄はない

自他共の幸福感の確立

コロナ禍の現代、私たちの課題となる指針を考えたい。

アーノルド トインビー氏の言葉

「われわれ人間は、自らの尊厳を自覚するならば、謙虚になるべきです。たしかに人間性は尊厳ですが、それはまだ不確かなものであり、決して完全ではありません。人間が尊敬であるのは、私心がなく、利他的で、憐れみ深く、愛情があり、他の生物や宇宙そのものに献身的である場合に限られます。

貪欲で侵略的であるかぎり、人間は尊厳ではあり得ません。われわれは、人間の常として、貪欲で侵略的になりやすいのですが、これは恥ずべきことです。こうしたわれわれの倫理的行為における貧困は、技術上の業績の華々しさに比べるとき、一層屈辱的となります。

「二十一世紀への対話」対談 池田大作 A·トインビー より。